ペットロスはどこにでも起こりうる現象

我が家は相模原で門扉を変えたり約12年一緒に過ごしたビーブル犬がいました。

その子との出会いは、ペットショップでした。

中型犬をマンション室内で飼うのは不安もありましたが、気になり始めて半月が経過した頃に意を決して我が家に迎え入れました。

長い間ケージでの生活のせいか、とても気が弱い子だったのでしつけもお散歩も手が焼きました。

表情が豊かで怒ったり泣いたり笑ったりと、喜怒哀楽が人間のがように出す子でした。

特に母との仲は特別で、母も愛犬を我が子よりも可愛いと言っていたほど溺愛していました。

朝晩のお散歩も各1時間はしていました。大変でしたがとても充実した日々を送っていました。

11歳11ヶ月経過した頃、突然お散歩中に電信柱に何度もぶつかるようになりました。その異変に気付いた時には目の視点はあっておらず、獣医さんに即診てもらいました。脳に異常がある可能性が高いと言われ、精密検査をしたところ脳腫瘍が発見されました。その日は麻酔が抜けないこともあり、1日入院となりました。

翌日の早朝に息を引き取ったと検査入院していた病院から連絡が入りました。

瞬く間に天国に行ってしまった愛犬。

我が家は一気に暗くなりました。

特に母は暗くなっても電気をつけずに椅子に座っていて、ご飯も食べない日が何日も続きました。

母のためにも私達のをためにも、元気な性格の犬を迎え入れることにしました。

正直それで解決するかもわからなかったですが、早くペットロスから脱しないと母の心が壊れてしまうと思い新たに子犬を迎え入れました。

その日のうちに、母は子犬に笑いかけるまで回復しました。

ペットロスの心には、動物じゃないと癒せないんだなと痛感しました。

ペットロスという言葉を聞いたことはありましたが、まさかこんなにもしんどいものとは思ってもいませんでした。

ペットは無償の愛情を注いでくれるので、家族以上の存在なのかもしれません。